看護師の新卒1年目でも美容看護師になれる?メリット・デメリットを徹底解説!

「看護学生の時から美容に興味があって、最初から美容医療の分野で働きたい!」と思っている人や「病院に入職したばかりだけど、病棟看護師は自分には合っていない、美容クリニックに転職したい!」と考えている人もいますよね。

ただ、すぐに美容クリニックで働きたい!と思っていても

  • 美容クリニックで看護スキルが身につくのか不安
  • 周りの友人や同級生はみんな病院に就職する
  • 看護学校の先生や親から美容クリニックへの入職を反対される
  • 美容看護師の将来性は?
  • 病棟で働き始めて、まだ1年未満で美容クリニックへ転職は難しいのでは?

というように、不安や疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか?

この記事では新卒で就職した病棟看護師を3ヶ月で辞め、退職した翌月に美容外科へ転職成功した、美容看護師歴8年のわたしが

  • 新卒1年目で美容看護師になれる理由
  • 新卒1年目で美容クリニックに入職することのメリット・デメリット
  • 新卒1年目でも美容クリニックに入職すべき人はどんな人か

についてお伝えしていきます。

この記事を読むことで、新卒1年目で美容クリニックへ入職することの現実を把握し、後悔のない進路選択ができるようになります。

美容看護師は新卒1年目でもなれる!

看護師の新卒1年目でも美容看護師になれる理由

結果的にいえば新卒1年目で美容看護師になれます。

実際にわたしは新卒で入職した病棟を3ヶ月で退職し、その後すぐに美容クリニックへ転職成功しています。

美容クリニックのほとんどの求人は「臨床経験○年以上」という条件があるところが多いです。

しかし、新卒や臨床経験の浅い看護師でも問題なく受け入れている美容クリニックもあります。

特にプリセプター制度など、教育制度が充実している美容クリニックでは、新卒を積極的に採用しているところもあります。

そして、病棟看護師の辛い労働状況は改善されず、新卒1年目で美容クリニックへ就職・転職したいという看護師は増加傾向にあります。

しかし、新卒1年目で美容看護師になることはデメリットも多く、後悔しないためにも、メリット・デメリットをしっかりと理解してから、検討することをオススメします。

新卒1年目看護師が美容クリニックに入職するメリット

美容看護師として必要な知識だけを効率的に覚えられる

看護師の新卒1年目で美容クリニックに就職するメリットは美容看護師として必要な知識だけを効率的に覚えられること

美容看護師の仕事は特殊で一般的な病院の看護師の仕事内容とは異なる部分が多いです。

一般的な病院で習得する看護スキルの中で美容看護師に活かせるスキルは、

  • 採血
  • 点滴
  • 注射
  • 器械出しや術中の全身管理などの手術室看護

などと、限られてきます。

更に、美容医療で行われる手術は内容も使用する手術器具も病院とは大きく異なります。

つまり、病院で習得する看護スキルには美容看護師に活かせないスキルも多く存在するのです。

一般病院では習得できない、美容クリニックで必要とされる特殊なスキルとしては、

  • 美容医療機器の施術(レーザー等の機械の照射)
  • 接客・接遇スキル
  • 営業スキル
  • マーケティング力

などがあります。

美容看護師の仕事内容について詳しくはこちら↓
美容クリニックでの看護師の仕事内容と役割は?1日の流れを完全公開!

「美容クリニック以外に興味がない、一般の病院で働くつもりがない」、「美容医療の分野で看護師としてやっていきたい」という強い思いがある人であれば、新卒1年目の早い段階から美容クリニックで美容医療に必要な知識・技術だけを習得し、美容医療の分野を極めていく方が効率的といえます。

年齢が若いほど吸収が早い

看護師の新卒1年目で美容クリニックに就職するメリットは年齢が若いほど吸収が早いことにある

新卒1年目の若い年齢である程、覚えが早く新しい知識や技術を吸収しやすいです。

また、経験が浅くて若いほうが、考え方も柔軟で入職する美容クリニックのカラーに染まりやすいといえます。

これは、美容クリニック側のメリットともいえます。

病院で長期間働いていた看護師は看護スキルの面で即戦力になる一方、社会経験・看護経験が長いために、自分自身の考え方や働き方を頑なに貫くような人も多いのです。

美容クリニック側からしてみれば、そういった経験豊富な人材よりも新卒1年目のように、なにごとも吸収が早くて、考え方も柔軟で素直な、その美容クリニックのカラーに染まりやすい人材の方が好感が持てるということも少なくないのです。

新卒1年目は美容看護師として長く活躍できる

看護師の新卒1年目で美容クリニックへ就職するメリットは新卒1年目は美容看護師として長く活躍できることにある

新卒1年目で入職すると年齢が若い分、長く美容クリニックで働くことができます。

クリニックにもよりますが、ほとんどの美容クリニックは比較的年齢が若い人が多いです。

実際に美容クリニックの採用基準として「年齢」はとても重視されます。

わたしは自分の勤務している美容クリニックで書類選考や面接を担当することもありますが、転職サイトから看護師の紹介があっても、美容クリニックの勤務経験がない人の場合、経歴は考慮せず年齢が高いというだけで書類選考すら行われないことは多いです。

経験上、33〜34歳くらいまでがギリギリのラインで35歳を超えると難しいように思います。

転職時の年齢が高くなるほど不利になることが多く、美容クリニックに転職できても管理職などにならなければ、新卒1年目と比較したときに働ける期間は短くなってしまいます。

その点において、美容クリニックでは1日でも早く入職した人が先輩になり、美容クリニックの上下関係において、これまでの看護師歴は関係ありません。

そして、ほとんどの場合年功序列で上の人から役職がついていくことが多いです。

もちろん意欲や能力も加味されますが、新卒1年目から入職し早い段階から美容クリニックの経験を積むことで、年齢が若い内に役職がつくこともありますし、役職がつけば年齢を重ねても長い期間働くことができるでしょう。

また、新卒1年目で入職し、美容クリニックの経験を積んでおけば、さらにステップアップして他の美容クリニックに転職ということもしやすいでしょう。

最初は教育制度の充実している美容クリニックに入職して経験を積み、そこで美容医療を極めて役職につくことも可能ですし、ステップアップのためなど、自分の理想の美容クリニックに転職を行うことも可能です。

美容医療の分野で長い期間活躍したいのであれば、新卒1年目で入職し、年齢が若い内に美容看護師の経験を積んでおくことは有利に働くでしょう。

美容看護師としてのやりがいを感じやすい

看護師の新卒1年目で美容クリニックに就職するメリットは美容看護師としてのやりがいを感じやすいこと

美容クリニックの業務内容は、一般的な病院の看護とは違います。

病院で長期間働いていた看護師ほど、病院での業務内容や看護観とのギャップを大きく感じやすく、美容看護師の仕事に抵抗を感じたり、看護技術を使う機会が減ることで、看護師としてのやりがいを感じられないというケースが多いです。

それは今まで専門領域で働いてきた経験やプライドがある人ほど、美容クリニックの仕事を受け入れられず、辞めてしまう傾向にあります。

一方、新卒1年目で美容クリニックに入職すると病院での看護経験が浅い状態で、美容看護師の知識や技術をどんどん身に付けていくので、美容クリニック特有の看護感や接遇スキルなどを抵抗なく磨いていきやすいです。

新卒1年目から美容クリニックに入職する人は、早い段階で美容医療の知識や技術を習得することで、美容医療の分野を狭く深く追求し、学んでいくことができるため、美容看護師の仕事にやりがいを感じやすいのです。

もちろん、病院での経験が長くても「ずっと美容看護師になりたかった」、「美容が好き」という気持ちが強い人や、転職する前から美容看護師の仕事をしっかりと理解している人であれば、美容クリニックの仕事にやりがいを感じられる人は多いです。

美容が好きな人にとっては、それほど美容看護師の仕事は魅力的な仕事といえます。

美容看護師のやりがい・人気の理由についてはこちら↓
メリットいっぱい!美容看護師のやりがい・人気の理由とは?

新卒1年目看護師が美容クリニックに入職するデメリット

教育体制が充実していない

看護師の新卒1年目で美容クリニックに就職するデメリットは教育体制が充実していないこと
看護師の新卒1年目で美容クリニックに就職するデメリットは教育体制が充実していないこと

美容クリニックでは病院のようにプリセプター制度や研修などの教育体制が充実しているところは少ないです。

特に小規模な美容クリニックや個人の美容クリニックでは、看護師の人数が少なく即戦力を求めているクリニックが多いため、新卒向けの教育体制が整っていないところがほとんどです。

そのため、プリセプター制度や研修などの教育体制が充実している美容クリニックへ入職する必要がありますが、そういった美容クリニックは大手などに限られてくるのが現状です。

応募できる美容クリニックが限られる

看護師の新卒1年目で美容クリニックに就職するデメリットは応募できる美容クリニックが限られること

美容クリニックによっては「新卒歓迎」のところや、場合によっては、応募条件が「臨床経験1年以上」としていながらも実際には臨床経験が1年未満でも採用してくれるクリニックもあります。

しかしそういったクリニックは教育体制が整っているクリニックに限られますし、ほとんどの場合、大手の美容クリニックになるでしょう。

美容クリニックの求人では、【臨床経験1〜3年以上】を応募条件としているところが多いため、臨床経験が長い看護師ほど美容クリニックの選択肢は多いです。

そのため、条件のいい美容クリニックを厳選しやすいでしょう。

新卒1年目の場合、選択肢が少ないこともあり、「美容クリニックで働けるならどこでもいい」、「採用してくれるならどこでもいい」というマインドになりがちです。

このような点を考えると、最低でも1年は臨床経験を積んで、美容クリニックの選択肢を増やしてから転職することをおすすめします。

それでも新卒1年目で美容クリニックへ入職したい場合は、最初に入職する美容クリニックで美容看護師としての経験を積んだ後に、自分の条件に合った理想の美容クリニックへ転職しステップアップする、ということも可能です。

一般の病院で働きにくくなる

看護師の新卒1年目で美容クリニックに就職するデメリットは一般の病院で働きにくくなること

新卒1年目で美容クリニックに入職しても、「自分には美容看護師の仕事が合わなかった」となる可能性もあります。

しかし、新卒1年目で美容クリニックに入職すると、その後一般的な病院に転職したくなっても、転職が難しい可能性があります。

その理由として、

  • 美容看護師の仕事は特殊で病院の看護師の仕事とは異なる部分が多い
  • 美容クリニックでの看護経験は看護師としての経験年数に加算されない
  • 病院で必要とされる看護スキルが不足している

などが挙げられます。

これらのことを踏まえても「美容クリニック以外で働くつもりがない」という強い意志がない限りは、まずは一般の病院に入職して看護経験を積んでから、美容クリニックへ転職する方が安心です。

疾患の知識や基本的な看護スキルが身に付かない

看護師の新卒1年目で美容クリニックに就職するデメリットは疾患の知識や基本的な看護スキルが身に付かないこと

美容看護師の仕事は特殊で専門的かつ限定的です。

病院では基礎的な看護技術に加え、看護師としての観察力や判断力、疾患の知識や急変対応なども必要になりますが、これらのスキルは美容クリニックで習得できないものがほとんどです。

もし、美容クリニックから病院へ転職したい場合、このような基礎看護技術を一から教育してくれるような病院でなければ、転職後に看護師としての知識や技術、経験の不足により悩まされることがあるでしょう。

新卒1年目は知識や技術を吸収しやすい時期であり、その上病院での研修やプリセプター制度など新人教育が充実しています。

そういった知識や技術が習得しやすい時期に、一般の病院で広く学んでから美容クリニックに転職したほうがいい面もあります。

病院勤務が辛い人は看護師1年目でも美容クリニックに転職すべき

病院勤務が辛い人は看護師1年目でも美容クリニックに転職すべき

新卒で病院に入職すると1年目が1番辛い時期になると思います。

看護師は仕事が激務であるために気の強い人が多い、特殊な女性社会になりやすいです。

その中で新卒看護師が働き始めると、理不尽な態度をとられたり、新人いじめがあったりするような職場もあるでしょう。

さまざまな要因から、病院勤務が原因で精神疾患に罹ってしまう看護師は多いです。

実際にわたしも病棟看護師歴たった3ヶ月の間に精神科のお世話になったことがあります。

そしてわたしとは他の病院へ就職した、看護学生時代の友人もうつ病で休職し、3〜4ヶ月ほどで退職していました。

新卒看護師は入職したてで、ただでさえ緊張や不安を抱えているにも関わらず、情報収集のために誰よりも早く出勤し、家に帰ってからも勉強の毎日、新人の頃は定時に帰れなくても残業代は発生せず、お局などの人間関係にも悩まされる…といったことは多くの人が体験しているでしょう。

その結果、精神疾患に罹ってしまう人は少なくないのです。

このような場合は、無理をせず休職し、自分自身の体調を整えるのが優先です。

そして美容に興味がある人であれば、美容クリニックへの転職を考える人が多いでしょう。

美容クリニックの場合は、情報収集のために早く出勤するようなことはないですし、そもそも残業が少ないところがほとんどです。

人間関係に関しては女性社会であることには変わりありませんが、病院ほどの激務でないために、心に余裕ができやすいことで、病院ほど人間関係による精神的負担は大きくないように思います。

更に人間関係を重視するなら、男性看護師のいる男性専門美容クリニックという選択肢もあります。

美容クリニックの人間関係についてはこちら↓
【体験談】美容看護師の人間関係は悪い?見極める4つのポイント

わたし自身、病棟看護師のときは精神的に辛くて、一旦は休職しても辞めることしか考えられませんでした。

わたしには病棟看護師は合っていない、これ以上続けられないと強く感じたからです。

美容医療に興味があって、病院勤務が原因で精神的に辛く辞めたいとまで考えている人は、たとえ1年目でも無理をせずに美容クリニックへ転職した方が、いい方向に向かうことも多いでしょう。

わたしは実際に、自分は病棟看護師に向いていないと感じてから、この先病院で働くつもりはないですし、美容クリニックに転職してから、本当に人生が変わるほど全てがいい方向に向かっていきました。

そのため、病棟看護師を3ヶ月で辞めて美容クリニックに転職したことは全く後悔していません。

最後は自分がやりたいことを最優先する

看護師の新卒1年目で美容クリニックへ就職することに関して最後は自分のやりたいことを最優先するべき

ここまで、新卒1年目で美容クリニックへ入職することのメリット・デメリットをお伝えしてきました。

基本的には最低でも1年は病院で臨床経験を積んでから、美容クリニックへ転職する方が安心といえます。

一般の病院での看護経験があれば、美容クリニックの選択肢が広がるので、最初の転職時に理想の美容クリニックへいきやすいという強みがありますし、もし美容クリニックが合わなかった場合でも病院の看護師に戻りやすいでしょう。

しかし、重要なのはどれくらい美容クリニックの看護師として働きたい気持ちがあるか、ということです。

  • 美容クリニック以外に興味がない
  • 一般の病院で働くつもりがない
  • 美容医療の分野で看護師としてやっていきたい

このような強い意志がある方であれば、新卒で病院へ入職する方がいいとは必ずしも言えないでしょう。

美容クリニックで働きたいと思っているのに、「友達はみんな病院へ就職するから」「看護学校の先生や親に反対されるから」などの理由で諦めてしまうのはもったいないと思いませんか?

あなたの人生は「友達」のものでも、「学校の先生」のものでも、ましてや「親」のものでもありません。

あなた自身のものです。

誰かの意見に左右されて決断したことは、何かあった時にとても後悔すると思います。

でも、自分自身の気持ちを最優先して決断したことであれば、結果がどうであっても受け入れて納得できるのではないでしょうか。

みなさんが「自分の決断は間違っていなかった」と思えるような就職・転職ができることを願っています。

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看護師の新卒1年目でも美容看護師になれるかメリットデメリットを徹底解説

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