最近では、Web面接(オンライン面接)を行う企業が増えています。
もちろん美容クリニックも例外ではなく、1次面接をWeb面接で行うところや、対面の面接は一切行わずWeb面接のみ行う美容クリニックも増えています。
とはいえ、「Web面接のやり方や流れが分からない」「対面の面接と何が違うの?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか?
そこで、大手美容クリニックで採用担当を務め、実際にWeb面接を何度も見ている現役美容看護師にお話を伺いました。
今回ご協力いただいたのは、こちらの方です。
採用担当の視点から
- Web面接で重要な事前準備や面接の流れ
- 対面面接とは異なるWeb面接のマナーや気をつけるべきポイント
- 実際にあったWeb面接で印象が悪かったケース
について徹底解説しています。
この記事を読めば、完璧なWeb面接対策ができ、面接官に好印象な対応ができるようになります。
Web面接(オンライン面接)とは?対面面接と見られるポイントは違う?
Web面接とは、 パソコンやスマホでインターネットを利用して、ビデオ通話で行われる面接です。
ZoomやSkypeなどビデオ通話ができるツールを使用して行われます。
近年の新型コロナウイルスの影響で感染拡大を防ぐために、対面の面接ではなくWeb面接を行う会社が増えています。
面接の内容は対面で行う面接と変わりませんが、自宅でWeb面接を行うことが多く、ネット回線を活用して行われる面接であるだけに、対面の面接とは違う点がいくつかあります。
- ネットの接続不良などのトラブルがある
- 背景や部屋の明るさなど周辺環境の準備が必要
- 自宅で行うことで対面の面接よりも気が緩みがち
- 音声にタイムラグがあり、会話が被ってしまう
- 画面越しで話すため、雰囲気や表情の変化をお互いに感じづらい
上記の点はしっかりと事前準備をしておくことで対策ができます。
Web面接特有の注意点を把握して、万全の体制で面接に臨むことで面接官に良い印象を与えることができるでしょう。
Web面接の服装や身だしなみは?
服装
一般的にリクルートスーツが基本です。シャツは白色がベストで、パンツ・スカートはどちらでもOKです。
スカートの場合は、立った状態で膝が隠れるくらいのスカート丈にしましょう。
美容の面接だからと、グレーやネイビー、ストライプなどのおしゃれスーツを着たり、フリルのシャツを着て面接に臨む人もいますが、面接の場でそのようなおしゃれは必要ありません。
美容クリニックといっても、あくまでも医療機関ですし、面接の場では無難な服装で臨むのがベストです。
外見で自分をアピールするのではなく、面接の中身でアピールしましょう。
髪色・髪型
美容だからといって明るい髪色はNGです。
一般的な企業面接と一緒で、暗い髪色にしておくのが基本です。
髪型は、髪の長さが肩よりも長いのであれば、お団子やひとつ結びなどで必ず髪をまとめましょう。
髪留めは奇抜な色やキラキラ、大きいリボンなど派手なものは避けて、スーツに馴染むものを使いましょう。色は黒や紺色、暗めの茶色で、シンプルなヘアゴムやシュシュを使うのが無難です。
前髪は額を全部出さなくてもOKですが、目にかからないようにしたり、お辞儀をした時に前髪が崩れることのないようにしましょう。ピンで固定したり、ヘアスプレーやワックスで髪をかためておくといいでしょう。
美容クリニックの髪型といえば夜会巻きというイメージを持ってる人も多いですが、面接の時に夜会巻きである必要はありません。
キレイにまとめられていればOKです。
メイク
ナチュラルメイクが基本です。
アイシャドウはベージュやブラウン系のカラーでパールやラメも大きくないものが好ましいです。ナチュラルで血色よく見えるメイクを心がけましょう。
美容だからといって派手で濃いメイクや、流行メイクで面接に臨む人が多いですが、面接の場にそぐわないのでやめましょう。
もちろんノーメイクはNGです。
色んな年代の患者様が来院されるので、面接も現場で働く時もナチュラルメイクが基本です。
過去に夜勤明けの感じで顔が疲れていて、すっぴんで面接を受けた方がいましたが絶対にNGです。
Web面接だと自宅から繋がるので、そういった点でも気が緩みやすいので気をつけた方がいいですね。
カラコンを付けるのはありですか?
カラコンについては、黒や茶色などの自然な色が無難です。同じブラウン系でもヘーゼルよりの明るめな色や赤っぽいブラウンなどは避けて、自然なブラウンがいいです。
クリニックによってはブラウンがダメってところもあるので、そこはエージェントさんに確認した方がいいですね。
あとフチの大きさには注意で、14mmとかだと不自然に見えてしまいます。
ネイル
ネイルは何もしてなくてもいいですし、シンプルなキレイめのネイルであればしていてもOKです。
爪の長さは短くしておきましょう。
ネイルをする場合も長さは短めで、根本が伸びていない状態がいいです。
カラーはピンクベージュやベージュ、透明なクリアなど肌なじみのいい色にしましょう。
デザインは同一の単色カラーを塗るワンカラーのみで、ストーンなどのアートはしない方がいいです。
ネイルカラーも今はブラウンやグレーっぽいグレージュなどが流行っていますが、こういった色は目立つのと、肌なじみがいいかって言われると暗く見えるので、ベージュやピンクベージュなどナチュラルなカラーがいいです。
ネイルをやるならやるで、そのクリニックの基準を確認しておく方がいいです。
アクセサリー
アクセサリーはしないのが基本です。
どうしても身につけたいのであれば、ピアスなら小さめのダイヤのワンポイント、ネックレスも同様に小さめのダイヤ一点などのポイントネックレスにしましょう。
どうしても付けたいわけじゃなければ、付けない方が無難ではありますね。
Web面接の事前準備
パソコン・スマホ・イヤホンマイクの準備
できればパソコンを使うのがオススメです。スマホやタブレットに比べて、画面が見やすく操作もしやすいので面接に集中しやすいです。
スマホやタブレットを使う場合は、必ず固定して設置しましょう。
手に持って面接に臨むのはNGです。
手ブレで見にくいですし、面接官からすると映像がブレるのが気になって集中しにくいです。悪い印象を与える可能性もあります。
またパソコンに内蔵カメラやマイクがついていない場合もあります。その場合は、Webカメラやイヤホンマイクを別に用意して対応する必要があります。
- 面接中に充電切れにならないように、フル充電にしておくか、できれば充電コードは繋いだまま面接に臨むのが無難です。
- 通知は必ずオフにしておきましょう。通知音で気が散ってしまったり、通知によって映像や音声が乱れてしまうことがあります。
特にスマホでしている方はLINEなどの通知や電話がきたら、その時点で映像や音声が途切れてしまいます。
LINEの通知でも1秒ぐらい聞こえなかったりするんです。
その辺も事前に設定して準備できるはずなので、できていないと準備不足だと感じますね。
ZoomやSkypeなどの使用ツールの準備
面接先の会社によってWeb面接に使用するツールは異なります。
事前に使用するツールの確認をしておきましょう。
使用ツールのインストールや登録を行い、マイク・カメラの設定やチャット機能など、使い方を事前に確認しておきます。
インターネット環境
Web面接において通信環境はとても重要です。
ネットの回線トラブルで映像や音声が途切れたり、面接が中断してしまうのは印象が良くありません。
最もオススメなのは通信環境が安定しやすい有線LANを使用して接続をすることです。
Wi-Fi(無線LAN)でも問題ありませんが、使用している機器や、Wi-Fiに接続している端末数が多いと通信速度が低下し、回線が途切れやすくなるので注意が必要です。
スマホのテザリング機能を使用する場合も同様に、通信が不安定になりやすいです。
Wi-Fiやスマホのテザリング機能でネットに接続する場合は、事前に通信テストを行っておくといいでしょう。
照明の確認
自宅でWeb面接を行う場合、カーテンを背景にする人が多いですが、自然光が入らないことで顔が暗く映ることがあります。
逆に、日中の面接で窓からの光が逆光になってしまい、暗く映ってしまっていた、なんてこともあります。
採光の向きや明るさに注意して、自分の顔がどのように映っているかチェックが必要です。
部屋の照明+自然光を利用しても、明るく見えない場合はデスクライトや顔映りをよくする専用のリングライトを使用するといいでしょう。
通信トラブルに備え、電話など連絡先のメモを準備
Web面接では通信トラブルによって、面接が中断してしまうことがよくあります。
ネット環境を万全に備えていても、万が一ということがあります。
トラブルがあった時にすぐに連絡できるように、面接官や人事担当者などの連絡先を控えたメモを手元に置いておきましょう。
面接場所・背景の準備
インターネット環境が整っていて、雑音の入らない静かな場所で面接に臨みましょう。
背景は余計なものが映り込まないように注意し、壁を背景にするといいでしょう。
自宅は通信環境の確認もしやすく、面接の事前準備もしやすいことから最も適しています。
しかし、自宅であっても電車や車などの外の雑音が入らないか確認が必要ですし、面接中に家族が部屋に入ってこないように伝えておくことも大事です。
自宅で面接を受ける場合は、リラックスして面接に臨みやすいことから、気が緩みすぎてしまう人もいます。
気の緩みが態度に出てしまい、面接官に良くない印象を与えてしまうこともあるので注意が必要です。
インターネット環境の整っている静かな個室であれば、自宅以外の場所でも大丈夫です。
有料のレンタルスペースであれば、背景に困ることもないでしょう。
ただし、通信環境の事前確認や照明の明るさチェックがしにくいということには注意が必要です。
他にも、転職エージェントの事務所を借りる方法もあります。
転職エージェントの事務所であれば、ネット環境も整っていることが多いですし、部屋の環境もキレイなのでWeb面接の場所として適しています。
普段パソコンを使っている位置で面接を始めてしまって、後ろに台所が映りこんでいるとか、部屋全体が映ってしまっていることがあって、それが原因で落とすことはないんですけど、準備が足りてないかなっていう目線では見ますね。
カーテンを背景にするのは大丈夫ですか?
無地のシンプルなカーテンであれば大丈夫なんですけど、過去の面接で黒や赤色、派手な柄のものだと本人のお顔を確認しづらかったので、カーテンの柄が特殊な場合は無地の壁を背景にするのが無難ですね。
履歴書・職務経歴書のコピーを準備
応募先に提出する履歴書・職務経歴書は先方に送る前にコピーをして、自分の確認用に持っておきましょう。
面接前に応募書類に何を書いたか確認をしておいたり、万が一書いた内容に関して突っ込まれることがあった時のために、Web面接時は手元に置いておくと安心です。
実際にツールを使って練習・録画をしてみる
通信環境やツールの操作方法の確認も踏まえて、必ず事前に練習をしておきましょう。
その際に、背景の映り込みや明るさ、カメラの位置などを調節して自分の映り方を確認しておきます。
そこで自分の表情や話し方、声のトーンや話す速度も確認できます。
Web面接当日の流れ
Web面接では気が緩みがちになりますが、髪型やネイルなど細かいところまで見られています。
Webだからといって気を抜かず、対面の面接の時と同じように身だしなみを整えておきましょう。
ネット環境のトラブルなどがあっても対応できるよう、余裕を持って面接開始15分前には確実に準備を終わらせておきましょう。
パソコンやスマホを用意し、ZoomやSkypeなどWeb面接で使用する指定のツールの接続準備をしておきます。
面接の途中で充電切れしないように、充電器に繋いでおくと安心です。
こちらも面接開始15分前にはチェックを済ませておきましょう。
背景に余計なものが映りこんでいないか、自分の表情や姿が暗く映っていないか、明るさも調整しておきます。
またパソコンやスマホの位置は、自分の目線と同じ高さか少し上になるよう設置しましょう。
面接直前に履歴書や職務経歴書の確認をしたり、応募書類について何か聞かれることがあったときのためにも、手元に用意しておきましょう。
また、メモをしたいタイミングで、メモやペンを取りにいくなど、面接中にバタバタとしたり画面から姿が消えるようなことがあっては、面接官に対してとても失礼です。
すぐにメモを取れるように手元に置いておきましょう。
面接中に通信トラブルなどで面接が中断することもありえます。
トラブルがあった時に、すぐに対応できるように面接官や担当者の電話番号を手元に控えておきましょう。
入室するタイミングは5分くらい前がオススメです。
対面の面接の時と同じで、入室が早すぎても面接官は対応できません。
面接官は通常業務をこなしながら面接する場合もありますし、あなたの面接の直前まで他の人の面接をしている場合もあります。
早すぎる入室は自分が安心できるだけであって、面接官の都合を考えられていません。
空気を読んで、面接官の心地のいい時間に入室するのが大事です。
Web面接になると、最初の挨拶を忘れてしまう人が多いので注意が必要です。
面接において第一印象はとても重要です。
面接官が入室したら、自分から挨拶するようにしましょう。
「初めまして。本日面接を受けさせていただきます〇〇〇〇です。よろしくお願いいたします。」と、明るくハキハキと挨拶をして、お辞儀をします。
さらに、「こちらの音声は聞こえていらっしゃいますか?」と音声の確認をしたり、「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。」とお礼も伝えられると尚良いでしょう。
対面の面接ではきちんとできるのに、Web面接になるとお礼を言わずに退室してしまう人がいます。
面接官に「これで面接は終了です、先に退室してください。」と退室を促されることで、お礼を忘れてしまうことが多いようです。
退室する前に、「ありがとうございました。失礼いたします。」と、必ずお礼を伝えてから退室しましょう。
先に退室するよう指示がない場合は、面接官が先に退室するのを待ちましょう。
【美容クリニック転職】Web面接で気をつけるポイント5つ
声量・話し方・声のトーン・話す速度
Web面接では対面と違って、画面越しでのコミュニケーションになるので、対面と同じように話していると相手に伝わりづらいことがあります。
画面越しだと、声が低めに聞こえたり、音がクリアではないために聞こえづらく感じます。
以下のポイントを意識して話すようにしましょう。
- 声のトーンは高めにする
- 滑舌よくハキハキと話す
- 話すペースをゆっくりめに
- 大きな声で話す
面接官が話すペースに合わせて話すのが1番いいと思います。
他に気をつけるポイントはありますか?
Webが繋がって最初に話し始める時に「こちらの声届いていますでしょうか?」とか「音量は問題ないでしょうか?」っていう確認があると、気遣いができるなって思いますね。
カメラの位置
パソコンやスマホを机の上にそのまま設置すると、自分の目線よりも下に位置してしまうので、面接官を見下ろしているように映ってしまいます。
カメラの位置は自分の目線と同じか少し上になるように、パソコンやスマホの下に台を置くなどして調整しましょう。
目線
画面を見て面接官の表情や反応を確認することも大切ですが、自分が話すときはカメラを見て話すように意識しましょう。
画面を見ながら話すと、目線が下に下がってしまいますが、カメラを見て話すことで真っ直ぐ面接官を見て話しているように映るので、熱意も伝わりやすいでしょう。
表情や相槌を意識する
対面と違って、全体の雰囲気や空気感が分からないので、真顔で面接官の話を聞いていると無愛想に見えたり、怒っているように見えることもあります。
表情は常に口角を少し上げて、やわらかい表情を保つといいでしょう。
また、面接官が話している時には、相槌を意識してしっかり反応するようにしましょう。
相槌がなく、じっと聞いているだけだと、本当に話を聞いているのか分かりづらいです。
面接はコミュニケーションですから、相槌や表情でしっかりと表現することが大事です。
相槌もなく表情も変わらず聞いているだけだと、フリーズしたのかと思う時すらあります。
メモをする時はパソコンやスマホを使用しないこと
パソコンの内蔵マイクを使用して面接をしている場合、パソコンのメモ機能を使ってメモをすると、タイピングの音や振動が伝わって、自分の声よりも大きい音が入ってしまい、雑音になります。
スマホの場合も、面接中にカメラはオンのままでツールの画面を閉じて、スマホのメモを開いて使用する人もいます。
しかし、直接スマホの画面にメモを打っている音が伝わってしまいます。
あらかじめメモ帳とペンを手元に用意しておき、メモ帳に書くようにしましょう。
美容クリニック採用担当が暴露!Web面接で印象が悪かったケース
大手美容クリニックの採用担当を務めている現役美容看護師が「実際にあったWeb面接で印象が悪かったケース」について、リアルな経験談を紹介していきます。
カンペを見てるのがバレバレ!
ちょっと論外なパターンで、カンペを見ながら話してるのが、完全に画面上に見えてる状態でしている人がいましたね。
あとは、下にカンペを置いていて、顔は下を向きながらたまに画面を見て話す人がいて、カンペ見てるよねっていうのが分かりますね。
目線の動きだけでもカンペを見てるかは分かりますよね。
面接官によってもカンペ容認派と否定派に分かれるようですが、やっぱり基本は対面の面接と同じようにカンペなしで面接に臨めるのが良いですよね。
そうですね。バレないように考えてやっている人もいて、パソコンだったら面接中のツールの画面を右側に寄せて、自分のカンペ用のメモを左側に出してる場合があるんですけど、そうするとずっと左側の画面を見て話してる感じになるんですね。
カメラじゃないところを見て話しているのが分かっちゃうのでカンペ見てるっていうのはバレてますね。
Web面接になると気を抜いてしまうことが多いですが、対面の面接と同じように面接に臨むのが基本です。
対面の面接ではカンペを見ないのと同じで、Web面接でも見ないのが基本です。
どうしても不安でカンペを用意しておきたいという場合は、長い文章をそのまま書いておくのではなく、重要なキーワードだけをメモしておきましょう。
必ず、文章をそのまま読み上げるような答え方をしないことが大切です。
Webになると挨拶がなくなる人が多い!
Webが繋がって画面にお互いの顔が映し出されたときに、「面接担当の〇〇です。」ってこちらから挨拶しても返事がないときがあります。
面接が終わって退室するときも、だいたい私達の場合は「先に退室お願いします、切ってくださいね。」って言うんですけど、「ありがとうございました。」とか何も挨拶がなくて切る人もいますね。
Web面接をどうやってやるのか分からなさすぎて、慣れない中でやってるからっていうのもあると思うんですけどね。
Web面接になると、対面の時と比べて対応の仕方や面接官とのやり取りが機械的になってしまい、入室時や退室時の挨拶を忘れてしまう人が多いです。
「人は見た目が9割」と言われるように、第一印象でその人のイメージが9割決まってしまいます。
入室時には自分から挨拶をし、貴重な時間をいただいて面接をしてもらうことについて、感謝の言葉も伝えましょう。
退室時にも必ず「本日はありがとうございました」などとお礼を伝えてから、退室するようにしましょう。
Web面接中に宅配便
Web面接中に宅配便がきたことがあったんですけど、この時間に面接をやるっていうのは分かってたはずなので。そういった日程や時間の調整というところで、事前準備が十分にされていないと感じますね。
面接を行う時間は事前に分かっているはずなので、面接中に宅配便が来てインターフォンが鳴ることがないように注意が必要です。
日付指定や時間指定などで、面接時間と被らないように日程調整をしましょう。
突然、画面が真っ暗に!?
過去のWeb面接で、突然部屋が真っ暗になったことがあって…。「停電ですか?」って聞くと、「今日工事があるみたいで」と言われたんですね。分かってたはずなので、そういった詰めの甘さも気をつけるべきポイントですね。
工事などで画面が真っ暗になったり、通信が不安定になったりすると、やむを得ず面接を中断することもありえます。
自分の日程調整などの準備不足で、面接がスムーズに進行できなかったり中断してしまうことになるのは、先方に対してとても失礼です。
特に美容クリニックの求人はとても人気で応募者も殺到します。
たくさんの応募者がいる中で、自分の面接の予定を入れてもらっているということは「面接官に時間を割いてもらっている」「面接のためにスケジュール調整をしてもらっている」ということを理解しておきましょう。
面接の日時に被っている予定や用件がある場合は、事前に日程や時間の調整を行ったり、日程調整が難しい場合は自分自身がレンタルスペースを利用するなどして、自宅以外の場所で面接を行う環境を整えましょう。
身だしなみに気を抜きすぎ!
対面で会わないからと思って髪の毛だったりネイルだったり、意識できてないことが多かったですね。ネイルとか意外と見えてて、カラーを黒にしている人とかもたまにいるんですけど、そういうのも気になります。
あとは私服だった人もいますし、自宅なのになぜかマスクしてる人がいて…Webなんだから顔出してって思いますよね。
すっぴんの人もいたり、夜勤終わりで髪の毛ボサボサなままの人もいたり、家なので気が抜けちゃうんですよね。
対面の面接であれば、面接先の会社まで足を運び、受付をして面接を行うという一連の流れがあります。
面接官だけでなく受付などのスタッフとやり取りをする場面もあり、会社に足を踏み入れた時点から一挙手一投足をチェックされています。
そのため、最初から最後まで気が抜けません。
一方、Web面接は自宅で行う人が多く、実際に面接が開始するまで周りの目を気にしたり、対応に気を遣う場面もありません。
そのため、どうしても対面の面接よりも気が緩んでしまう傾向にあります。
また、自宅で面接することによって勘違いしてしまい、私服で面接を受けてしまう人もいるので気をつけましょう。
さらに、Web面接では「全身を見られるわけではない」「細かいところまで見られない」と考えて、髪型やネイルなどの身だしなみに気を遣えなくなっている人も多いです。
上半身だけスーツで下半身は見られないと思って適当な服を着てしまう人もいますが、面接の最後に立ってお礼をする可能性もありますので注意が必要です。
姿勢が崩れすぎ
ソファとか椅子に寄りかかってる人も多いです。あとは猫背になってたり、スマホ首になってて姿勢が崩れてたりします。Webだとパソコンが顔より下に位置していると前かがみになりやすいので、そういった姿勢は鏡で見たり動画で撮ったりして、自分で確認しておくのがいいと思います。
Web面接を自宅で行う人も多いことから、無意識のうちに姿勢が崩れてしまう人は多いようです。
特に美容クリニックでは、見た目に気を遣う患者様が多く来院されるわけですから、入職したら患者様からの印象も大切になります。
自宅だからといってリラックスしすぎず、姿勢や仕草に気を遣うことも大事です。
トラブルがあった時の対応が悪い
Web面接の入室が遅れてしまった時に、多分設定とか接続が難しくて遅れてしまった人がいたんです。普通だったら入室して「遅れて申し訳ありませんでした」とか一言あるはずなんですけど、謝罪とかなくて「はあ…」って不貞腐れちゃって…。
ネットの接続が上手くいかなかったせいで遅れちゃっただけで、自分は準備してたのに…という態度が表に出ていたんですよね。
Webで面接なんて慣れないことだよねっていうのは、こちらも分かっているので、遅れたなら遅れたなりの対応とか、素直に謝ってくれれば、と思います。
トラブルがあった時に、「失敗した…もう終わった…」と落ち込んでしまって、その後の面接に影響が出てしまったり、投げやりになってしまう人もいます。
ですが、投げやりな対応をしてしまっては、印象が悪くなる一方で落ちる確率が高くなるだけです。
不手際やトラブルがあっただけで落ちる可能性は低いので、トラブル時にはきちんと誠実な対応をし、その後の面接で挽回していくようにしましょう。
Web面接の流れが分かっていない
Web面接も対面の面接と基本の流れは一緒なのに、Webになると対面の時とは違うことをしてしまう人も多いです。
Web面接が始まって、面接官の方から質問をしていく前に「私が御院に志望した理由は〇〇で〜」っていきなり話し始めちゃう人がけっこういて…。
Web面接だからこそ、伝えなきゃっていう気持ちが強かったり空気感が分からないので、相手が話し始めるまでどれぐらい待ってればいいのか分からないんだと思います。
Web面接ではツールに接続したり、設定や音声チェックが必要だったり、対面の面接とは違うところもあります。
しかし、面接官に挨拶やお礼の言葉を述べたり、面接が開始して面接官からの質問に答えていくという流れは、対面の面接と変わりません。
まとめ
- 上下スーツ、ナチュラルメイクが基本
- Webでも、髪型やネイルなど細かいところも見られている
- 使用ツールの操作方法や通信トラブルの対応方法を把握しておこう
- 照明チェックや背景など事前準備を怠らない
- 入室時と退室時の挨拶・お礼は自分からしよう
- Web面接の流れを理解しておこう
- 自宅で行う場合、気が緩みがちなので要注意
- 画面の映り方のチェックや操作方法の確認も踏まえて、ツールを使って練習&録画してみよう
Web面接であっても、身だしなみやマナーなど、対面の面接と同じように臨むのが基本です。
しかし、事前準備が重要であったり、対面の面接のときとは違った配慮も必要になります。
新型コロナウイルスの影響で急速に普及したWeb面接ですが、移動時間・交通費がかからないことやスケジュール調整しやすいこと、地方の人も参加しやすいことで間口を広げることができるなど、効率的に転職活動・面接を行うことができます。
このようにWeb面接のメリットや問題なく面接が可能であることを認識しているところも多いため、コロナが収束しても引き続きWeb面接が活用されることが考えられます。
エージェントも利用して、万全な対策を心がけましょう。
なお、美容クリニックの面接質問に対する回答例など、具体的な美容クリニックの面接対策を知りたい方は、次の記事を参考にしてください。