- 美容外科に転職したいけど容姿に自信がない・・・
- 肌がキレイで美人じゃないと採用されないのでは?
- 美容クリニックは年齢制限があるって本当?
このような疑問にお答えするべく、大手美容クリニックの採用担当として数百人もの看護師の面接に入ってきた経歴を持ち、美容専門エージェントとして様々な美容クリニックの採用基準を知る方に取材を行いました。
今回ご協力いただいたのは、こちらの方です。
美容看護師歴8年、大手美容クリニックで管理職を務める。現在は美容ナース.comで、美容専門エージェントとして活躍中。
プリセプター・店舗責任者・エリアマネージャー・マニュアル作成・新人教育責任者・看護師採用責任者を経験。
採用担当・教育担当の経験を活かして、美容クリニックに転職したい看護師のサポートを行っている。
Instagram、TwitterのDMから転職相談が可能。
実際に大手美容クリニックで数百人に及ぶ看護師の面接に入り、採用の判断をしてきたみやさんに下記内容を徹底解説していただきます。
- 美容クリニック面接で容姿・年齢は合否に影響する?
- 容姿・年齢よりも重要な美容クリニックの採用基準4選
- 美容クリニック面接での身だしなみのポイント
この記事を読めば、美容クリニックの採用基準や面接官に見られるポイントを知ることができ、他のライバルと差を付けられるようになります。
美容外科(美容クリニック)面接の容姿・顔採用について
大手美容クリニックで長年、採用担当を務めていたみやさんに本音をお伺いし、結論を下記にまとめました。
- 顔採用は一般的にはしていない
- 体型=自己管理という認識は大事
- 肌荒れがあるならメイクでカバー+治療アピールをするべき
それぞれ詳しく解説していきます。
顔採用は本当?美人しか採用されない?
- ほとんどの美容クリニックは顔採用はしていない
- 例外的に容姿を見ているクリニックも稀にある
- 外見や身だしなみに気を遣えているかの意識は大事
みや
一般的な美容クリニックは顔採用はしていなくて、例外としてそういう基準も設けているクリニックも可能性としてはありますけど、あったとしてもごく一部に過ぎないですね。
顔採用はしてないんですけど、ただ美容クリニックの看護師ってやっぱり患者様にみられる仕事ですし、憧れられる存在になるので、そういう点でいうと外見や身だしなみに気を遣っているのかなっていうところぐらいですかね。
更に申し上げると、「外見を意識しているかどうか」という点は、看護師よりも受付業の方が重要視されます。やっぱり受付はクリニックの顔になるので、見た目の意識はお願いしたい点かなと。
顔の造形よりも見た目に気を遣っているかどうかが大事なんですね。
体型は重視される?
- 体型で合否を決めていない
- 「自己管理能力」という視点での判断基準になる可能性がある
- 肥満体型や痩せすぎの場合、どのように自分の体型に向き合っているかが大事
みや
「体型がふくよかだから不採用」というのはしていないですね。
してないんですけど、やっぱりアメリカとかでも体型って自己管理って言われるくらいなので。
私が採用担当として入った面接で過去にあったのは、応募者の方が本当にふくよかな方だったんですけど、クリニックで用意している制服のサイズにも制限があってSSから3Lぐらいまでしかないんですね。
そういった点で、「制服のサイズ展開にも制限があって、サイズの事前の打ち合わせが必要かもしれないです」とか「やっぱり見られる職業になるので、患者様の視点でいうとこの看護師さんのようになりたいって気持ちでご来院される方もいらっしゃるんですけど、そういった点はどうお考えですか?」ってお伝えしています。
そういうお話をしたときに、こういう疾患があって~、内服薬の影響で~とかだったら「相談してやっていきましょう」ってなるんですけど、飲みすぎ食べすぎで~っていう返答がきたら「自己管理不足かな」っていう印象になりますね・・・。
体型で不採用ということはなくても、他の人と差がつくポイントにはなってくるというところでしょうか?
みや
そうですね。体型はみてますね。
普通体型であれば気になることはないですよね。
「自分はぽっちゃりぐらいなんだけど、どうなんだろう?」と悩む方もいると思うんですけど、そういう方はどうなんでしょうか?
みや
プラスサイズモデルさんとかもいるので、一概にふくよかなのがNGっていうのも変なんですけど、美容クリニックっていう業界がまた特殊なので、筋肉質で健康的な体格の良さとか健康的な脂肪の付き方とかがあると思うので。
また、考え方の部分で「私に合った体型なので」っていうアピールができるならいいと思うんですけど、「ただただ怠惰な生活で」っていうのはなしかなってなりますね。
肌は見られる?キレイな方がいい?
- 肌がキレイに越したことはない
- メイクでキレイに見せられるかもポイント
- 肌トラブルに対して治療などのアプローチができているかが大事
- シミ・ニキビがあること自体はNGではなく、それに対する考え方や積極的な治療をしているかの事実を重要視
みや
もちろん美容クリニックなのでお肌もキレイに越したことはないです。繰り返しになるんですけど、人から見られる仕事になるので「ここに通ったらこの看護師さんみたいになれるのかな」って思ってもらえるような存在になっていける方がいいかなと思うんです。
ですけど、私自身もニキビ肌でけっこうひどくて・・・。でも、ニキビ痕とかクレーターとかあってもメイクひとつじゃないですか。
メイクだけでどれぐらい意識しているかっていうのを見てるわけじゃないんですけど、意識のポイントとしてはありますね。
あとはそのニキビに対しての治療としてはどのようにアプローチしてますかっていうところですね。
「なんか寝れなくてニキビできちゃって」で終わりだと、それは意識としてどうなのかなと思ってて、皮膚科に行くとかそれこそ美容皮膚科でも何でもいいんですけど、ピーリングまず受けてみるとか、調べて動いてるかどうかで印象って全然違うので、お肌がキレイじゃないから不採用っていうわけではないんです。
美容クリニックなので、これから働きながらキレイにしていきましょうっていうスタンスも持ち合わせているので。
あと、アトピーの人が難しくて、本当に重度のアトピーでお色味が濃くなっていて、部分的にじゃなくて全身に重度のアトピーがあるっていう方の場合は、本人も面接では恐縮しながらっていう雰囲気でした。
お肌で内定が左右されるわけではないんですけど、大手の脱毛クリニックなどの場合は、入職後に新人同士でレーザーを何回も照射し合って練習するんですよね。
重度のアトピーの方だと、モデルになってもらってレーザーを照射するのはやはり難しい場合が多いですし、照射するフリだけしてレーザーは出さないということも可能なんですけど、そうなると練習相手の方が練習として成り立たない時があるので、その辺りはどうお考えですか?とお伝えしています。
確かに難しいですね。重度のアトピーによってモデルになれないことで、本人が入職後に悩んでしまう可能性もありますね・・・。
みや
そうなんですよ。だから、ちゃんとしたレーザーの出力での体験もできないんですよね。
重度のアトピーの方は面接させていただいて、お人柄も良くてクリニックとしても是非入職して欲しい思いがあったんですけど、入職後のギャップなどを感じて欲しくなかったので、「入職後には研修期間中に新人同士でこういう練習をしていくんですけど」っていうお話をしたんですね。
その方は、自信を持ってお客様の前にも出れないし、練習の時にも相手に迷惑をかけちゃうし自分ももっと悪化したら怖いっていう気持ちがあって、色々と考えられて治療に専念しますと言われて採用を辞退されたケースもありました。
なので、一概にお肌といってもどの程度の肌荒れなのかなど分類によっても違いますね。
シミ・ニキビがあるからダメですよって言うことはないんですけど、そこに対する考え方だったり積極的に治療をしているのかなどのアプローチの仕方を重要視しています。
美容外科(美容クリニック)の採用では年齢制限はある?
- 明確な年齢制限はない
- 40代以上は体力的に大丈夫かを見られる
- 素直な気持ちで一から頑張っていく姿勢をアピールできるかがポイント
- 上司・先輩が年下かもしれない覚悟も必要
みや
明確な年齢制限というのは設けていないです。
ただ、例えば大手脱毛クリニックの場合は、患者様の来院数も多くて休憩時間以外の7~8時間、ずっと脱毛の施術に入るようになるんですね。
そうすると体力はいるし、年齢を重ねている方が肩痛い・腰痛い・首痛いとなると続かないので、40代以降の方には「体力面は大丈夫そうですか?」っていう確認を入れるということはしますね。
なので、募集要項に載っていない年齢制限ってあると思うんですけど、エージェントに確認するとそれとなく業務内容を確認して働けそうですか?っていう確認は、40代以上の方とかだとあるかなと思いますね。
体力的なところを考えた時に、年齢によってはそういった本気度の確認などはあるっていうことですね。
例えば、年齢が40代だけど臨床経験やスキルが豊富な方の場合は悩まれたりしますか?
それともやっぱり年齢のところで難しいだろうなってなりますか?
みや
悩みますね・・・。悩みますし、過去に何人もそういう方を採用してきたんですよ。
凄く経験があって病棟で看護師長されてた方もいて、クリニックとしては役職者採用というかすぐにそういう役職ポジションになって欲しいと思って採用するんですけど、役職になる前に新人の期間があるじゃないですか。
そこで、体力がついてこなかったりもありますし、新しい環境になるのでクリニックの経営方針に共感できないとか、ご経験がある分とても賢すぎて色々と気付く点が多くて自分の考え方が優先されてしまうんですよね。なので、中々素直さっていうところが難しくて、あまりスムーズに育成できたことがなくて・・・。
あとは極端に言うと40歳で美容クリニックに入職したけど、指導者は20歳とかそういうことがあるので、それが耐え切れずっていう方もいます。
そうですよね。私のクリニックでも美容未経験で40代の看護師を採用したことはありますが、病棟看護師とのギャップが原因で1年で退職されました。
40代以上の方だと、「体力があるか」「素直に受け入れて柔軟に対応できるか」「上司・先輩が年下でも辛くないか」などの覚悟が必要になりそうですね。
みや
そうなんですよね。本当に心機一転で自分の気持ちを0にして、一から頑張ってくださった方は、順当に早々にマネージャーとかになられる方もいるんですけど。経歴と年齢と・・・やっぱり悩みますね。
私のクリニックでも40代・50代の看護師は役職に就いて長く働いていますし、40代・50代で活躍されている美容看護師はSNS上で割と多く拝見します。
美容看護師の仕事を理解して、一から勉強していく気持ちや素直な姿勢で美容クリニックの転職面接に臨むことが大事ですね。
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【美容クリニックの採用基準】容姿・年齢よりも重視するポイント4選
大手美容クリニックの採用担当を務め、美容専門エージェントとして各美容クリニックの採用基準を知るみやさんに、美容クリニックの採用基準として重視されるポイントを語っていただきました。
4つに厳選した重要ポイントは下記の通りです。
- 人柄・素直さ
- コミュニケーション力
- 美容への興味が口だけではないか
- ミスした時のリカバーの仕方
それぞれ詳しく解説していきます。
人柄・素直さ
- 「素直さ」が最も重要視される
- 面接官から何か指摘をされたら素直な対応を意識
- 面接官が人柄を見る時はエピソードを聞く可能性大
みや
経歴だったり色々見るポイントはあるんですけど、素直さとか人柄をとても重要視してます。
例えば、会社に楯突くじゃないですけど、会社は意図があって色々なマニュアル作りだったりをしてるんですけど、「このマニュアルは効率悪いです」とか横槍で突っ込むのは、会社に対して失礼ではないかなと思うんです。
その辺りを「何でこういうマニュアルにしてるんだろう」っていうのを直属の上司に確認してみるとか、素直な気持ちで物事を見ることができると、成長されるかなとは思いますね。
これはやっぱり年齢問わずで、若い方も同じです。22、23歳とかで早期に病棟を辞めてしまった方でも、退職理由とか聞いた時に「前職の先輩が結構怖くて怒られてばかりだったので、そういうのは本当に勘弁して欲しいです」みたいな発言されていると気になりますね。
じゃあ何で怒られっぱなしだったのかなって確認してみると「ちょっとそれは分からないですね」って・・・。
まず怒られた訳じゃなくて指導されただけじゃないのかな?とか、その辺は自分のことを理解して色々動けてるのかなとか、私自身は注意されるだけありがたいと思うので。人ってやっぱり注意されていかなくなるので、何か勿体ないなと思ったりはしますね。
他責思考が見えてしまうと印象は良くはないですよね・・・。
やっぱり自分の意見を貫き通してしまうような頑なな態度をとる人よりも、その会社、美容クリニックに馴染んで調和できるような方かどうかというところが見られるポイントでしょうか?
みや
そうですね。自分の意見を貫き通したいなら、それは経営者になるしかないと思うんです。
会社に入った時点でやっぱり雇用されてる側っていうのは、上の意向に沿って組織の一員として会社が発展するのに貢献するべきなんですよね。
そういう認識は、病院よりも美容クリニックの方が強いかなと思います。やっぱり、現場スタッフとして働いていると何でこのキャンペーン?って思うことがあって、浅い考えだと文句が出ちゃいがちなんですけど、よくよく責任者に聞いたりすると、「あ、そういうことか。上の人はそういう考えなのね。」って思うことがありますね。
人柄、素直さ以外にも見るポイントや重視するところなどあったりしますか?
みや
うーん・・・でも素直であればもう充分ですね。
素直な方って、手技も素直に指摘したポイントを頑張ってやってくれるし、知識面も「今まではこう習ってたんですけど」とかじゃなくて、「そうなんですね」ってただ素直にブラッシュアップしてくれると思うので、やっぱり素直さがあれば充分って思いますけどね。
ちなみに、人柄とか素直さを見る時のポイントだったり、どういう会話や対応をしていたら素直さをアピールできるなどあったりしますか?
「素直さ」を見られるポイント
みや
素直さでいうと私たちの面接では面接の中で、1つは指摘をさせてもらおうっていうのを決めてて、完璧な人だとしても初めての美容だったりすると、知識面とか何かしら伝えるべきことはあったりするんですね。
なので、「今後こういうことが必要だし、〇〇さんにとってはこうしていかないといけないところがあります」みたいな感じで叱ってる訳ではないんですけど、何か気づかせるような質問だったりをした時に、「そうですね、私もそういう節があるので今後気をつけたいです」などのように前向きに捉えてくれればいいんです。
でも「指摘された」「怒られた」と思って、「はーい」みたいな返事でぶすっとした態度をとられることもあって、そこで本質的な人柄が見える時があるので、素直さっていうのはそういう質問で伺ってはいます。
人柄を見られるポイント
人柄をみる時は、「前職やこれまでのバイト経験などから仕事をしてきた中でのエピソードを教えて下さい」って言うんですけど、この時に「エピソードを教えて下さい」とだけ言うんです。
この質問に対しての答え方で過去にあったのが、「前の職場はパソコンとか物品が少なくて、先輩も機嫌が悪くてー」ってお話された方がいたんですね。
「え!何が始まった?」って、その時は思ったんですよね。働いている中で、物事を斜に構えて見てしまう人柄なのかなって思ってしまいます。
エピソード教えて下さいって聞いた時に、「〇〇の疾患の患者さんを担当した時はこういうケアをして、こういうことを患者さんから言ってもらえた時に、看護師としてこう感じました」みたいなエピソードを期待しているんですよね。
具体的な話が聞けると人柄が見えていいなと思ってるので、こういう質問はさせてもらってます。
なので、オープンクエスチョンとかクローズドクエスチョンとかありますけど、そのオープンの方で聞くみたいな感じですかね。
はい、いいえじゃなくて喋ってもらうようにするための質問ですね。
なので、面接官が「○○ってどうですか?」って聞いた時に「〇〇です」で終わるんじゃなくて、「〇〇です。理由は○○と考えていて~」などのように、上手く起承転結をまとめられる人はポイント高いなって思います。
コミュニケーション力
- 面接は面接官との「コミュニケーション」
- 質問をされたら会話を広げるよう意識
- コミュニケーション力をアピールするには会話のキャッチボールを大事にすること
みや
面接をしていて思うのは、最近の方って余計なことを言わないようにしているのかなと思うことがあって・・・。
今働いてる病院のこととかも伺ったりするんですけど、「先輩とかプリセプターさんの関係とかどんな感じですか?」ってフランクな感じで聞いた時に、「プリセプターは優しいです。」で終わりみたいな。
「優しいんですね。じゃあ業務とかもやりやすいんですかね。」とか追加質問すると、「業務はやりやすいです。」みたいな感じで一言で会話終了しちゃうんですよね。
面接って結局、会話のキャッチボールを見てるので、会話が続かないってなると「コミュニケーション力」の部分で凄く大きい懸念点になります。
面接で突っ込まれたくないっていう気持ちが働いてしまうんでしょうか?その答え方はコミュニケーションとして成り立ってない感じがしますね・・・。
みや
そうですね。なので私たち面接官から見ると、「緊張してたんだろうな。」とは思うんです。
でも、面接終わってエージェントさんに「さっき面接終わりましたよ。」って連絡した時に、面接受けた方がエージェントさんの近くにいたりして、エージェントさんが「凄い緊張しちゃったみたいなんです。」って言うんですけど、「それにしても緊張しすぎていて、本人どんな感じですかね?」って聞いて、そんなに落ち込んでなかったりとかすると反省の色もないし採用の決断をするのは厳しいなあ、と思います。
「本人が思ってたより上手く話せなくて、凄く落ち込んでいて反省してます。本当はこういう風に喋りたかったのに。」とかがあるならいいんですけど・・・。
こんな感じで面接後にフォローを入れる時もあるんですけど、そういう時の人柄とか表では見えないところの人柄とかも確認したりしますね。
面接後にエージェントに連絡を入れるのは、毎回されているんですか?
みや
面接の時点でOKだったらそんなに連絡することはなく内定出しますし、条件が完全に合わなくて不採用なら迷わず不採用にするんです。
でも経歴が凄く良くて、意欲は感じられる、だけど会話のキャッチボールに懸念点が残るっていうところで惜しいなっていう場合に、少し厳しくて不採用かもしれないんですけど、本人はどう考えてますか?っていう連絡を入れるのは、何人かに一人くらいはありますね。
逆もあります。さっき面接終わられたみたいですけどってエージェントから連絡がきて、「本人、○○だったみたいです。」って話が入ってくる場合もあるので、お互いに意思確認みたいなことをしますね。
美容への興味が口だけではないか
- 「美容に興味がある」は口だけじゃなく行動にしているか
- 自分の美容に関するこだわりを話せるかがポイント
- 体験でもいいから美容施術を経験しておくのがマスト
みや
「元々美容に興味があって」っていうフレーズよくあるじゃないですか。
それって突っ込みどころ満点で、じゃあ今までコスメだったりスキンケアだったり美容医療だったり、どういうことをしてきましたかって聞いたときに、「コスメは別にプチプラだけで」とか、「別に製品とかにこだわりはなくて、美容施術を受けた経験もないです。」だと、何を持って美容に興味があると言えるのかっていうことなんですね。
例えば脱毛クリニックだと、「脱毛は一般的で、美容医療の中でも最初の一歩としての治療だから私も携わりたいと思って~。」とか言われるんですけど、ってことはあなたも最初の一歩としてどこかで脱毛を体験されたりしてますか?って聞くと、「いや、してないです。」みたいなことが割とあるんです。
それで何でしていないのか理由を聞くと、お金がない訳でもなく、時間がない訳でもなく、ただタイミング的にすることなくてって言われると、辻褄が合わないっていうのはありますね。
興味があるって言うからには、嘘でもいいから「こういう美白成分にこだわっていつもコスメ買ってるんです。」とか言われると、なるほどねってなるだけなので、そういうところも準備してたらいいかなって思います。
ミスした時のリカバリー方法
- ミスした時こそ人間の本質が見える
- ミスをしても気持ちを立て直せるかがポイント
- ミスをしたり言葉に詰まっても落ち込まず、面接官に向き合うことが大事
みや
面接において緊張はすると思うんですけど、そこでちょっとミスしてしまった時とか自分が喋れなくて詰まってしまった時にどのようにリカバーするかですね。その時の見せ方というか。
面接官の方も、「ゆっくりでいいんですよー」って言うんですけど、「もう失敗してしまったからダメだ・・・」みたいに、面接中にどんどん落ち込んでいってしまう人がいるので、そういう気持ちの立て直し方とかは見てますね。
やっぱり、ミスして落ち込んでしまって切り替えができない様子を見てしまうと、「患者様の目の前でもそうやって落ち込んでいくのかな」とか、こっちは大したミスと捉えてないんですけど、凄く大事に捉えてしまっているってなると、メンタル面でも心配になる部分が出てきますね。
面接で注意するべき身だしなみのポイント
美容クリニックで採用担当をしていたみやさんに、美容クリック面接の身だしなみで良い例と悪い例を教えていただきました。下記の表にまとめています。
良い例 | 今までにあったNG例 |
---|---|
リクルートスーツ(黒色) シャツはシンプルな白シャツ パンツ・スカートはどちらでもOK(スカート丈は膝が隠れる丈で) 靴のヒールは3~5cm(黒色・レザー・装飾なしのもの) 鞄は黒色でリクルート用を使う 髪色は黒・黒に近い茶色 目が出ていれば前髪ありでもOK(額を全部出さなくてもOK) 髪が長い人は結んでまとめる メイクはナチュラルメイクで カラコンは黒・ブラウンでフチが大きすぎないもの ネイルは何もしなくてもOK、クリア・ベージュ・ピンクベージュのキレイめネイルもOK(爪は短く、根本が伸びてない状態なら) アクセサリーは付けない 香水なし、ヘアスプレーも無香料のものを使う | おしゃれスーツ(グレー・ネイビー・ストライプなど) 白色以外のカラーシャツ・フリル付きのシャツ(薄ピンク色・サックス色は△) 上のジャケットと下のパンツ・スカートが別物 靴がぺったんこ・ヒールが高い・オープントゥ 鞄がリュック・ブランドバッグなどリクルート用以外の鞄 金髪や明るい茶髪等、明るい髪色 長い髪をそのまま下す 髪留めがキラキラ・派手な色・大きいリボン等 ノーメイクは絶対にNG 派手なメイク(つけまつ毛二重、下側につけまつ毛、リーク・リップ・ノーズシャドウ濃い目等)NG、トレンドメイクはしない方が無難 黒・ブラウン以外のカラコン ストーンが付いたネイルや派手な色のネイル、根本が伸びている、爪が長い等 香水は絶対にNG |
みや
清潔感はとても大事ですね。
美容クリニックの面接では、容姿よりも清潔感が重視されます。
「美容クリニックだから」と、敢えておしゃれに見せようとしてくる方もいらっしゃるんですけど、面接の場面にはそぐわないので、そこのこだわりはない方がいいかなと思いますね。
まとめ
美容クリニックで採用担当として活躍し、毎日一日中面接に入ってきたみやさんに全て本音で語っていただきました。
美容クリニックの面接では、容姿や年齢によって合否が左右されることはありません。
最も重視されるのは「人柄・素直さ」である、ということでした。
容姿や年齢を気にしてネガティブになる必要はなく、美容クリニックに入職した後にその現場のチームに馴染めて、長く活躍できる、貢献できることをアピールすることが、大事と言えるでしょう。
また、あなたが面接を受ける美容クリニックが求めている人物像を把握することも有効的です。
そのためには、美容クリニックの採用担当と繋がっているような美容クリニック転職に強いエージェントの利用が効率的であるとも言えます。
美容特化のエージェントも色々あるので、利用者の口コミなどを見てご自身に合ったものを選ばれるといいでしょう。
この記事が少しでもあなたの転職活動にお役立ちできれば幸いです。